「わたしの宝」 柳澤宗光牧師
出エジプト記19章1-6節 / ペトロの手紙一2章1-10節 2026年5月3日(教会創立記念日礼拝)
大泉ベテル教会は、ディアコニッセ、奉仕女らの祈りの場として生まれた教会です。1958年に始まった「いずみ寮」での礼拝に、地域の人々が加わり、1961年5月7日、日本基督教団の教会として歩み始めました。今日、私たちは65年目の創立記念礼拝に与かっています。
今朝の御言葉、出エジプト記19章で、神はイスラエルの民に言われます。「あなたたちを鷲の翼に乗せて、わたしのもとに連れて来た」(出19:4)。信仰の出発点は、人間の努力ではありません。神が先に愛し、導き、担ってくださったという恵みです。
さらに主は、「あなたたちは、すべての民の間にあって、わたしの宝となる」(出19:5)と言われます。荒れ野で迷い、つぶやき、弱さを抱えた民を、神はなお「わたしの宝」と呼ばれました。大泉ベテル教会もまた、小ささや弱さを抱えながら、主の目には尊い群れです。
ペトロの手紙一は、「あなたがたは、選ばれた民、王の系統を引く祭司、聖なる国民、神のものとなった民です」(Ⅰペト2:9)と語ります。神に愛された者は、その愛を隣人に手渡すために召されています。信仰は、ただ教えを知ることではありません。信仰は、愛です。神に愛され、その愛に生かされ、隣人を愛していくことです。
教会の土台は、主イエス・キリストです。人々から見捨てられた。しかし、神に選ばれた尊い「生きた石」であるキリストの上に、私たちもまた「生きた石」として組み合わされます。互いを裁くのではなく、支え合い、祈り合い、痛みを抱える人を軽んじない。その交わりの中に、教会は建てられていきます。
私たちは、憐れみを受けた民です。だからこそ、憐れみを分かち合う群れでありたいのです。大泉ベテル教会が、これからも神に愛された群れとして、神の愛をあらわす教会でありますように。
あなたは、「わたしの宝」。この主の御声を胸に、65年目の歩みを新しく踏み出して行きましょう。信仰は、愛です。神の愛に生かされ、隣人を愛することです。