「クリスチャンライフ」  森 史子牧師

コリントの信徒への手紙一15章3~5節 / テサロニケの信徒への手紙一 1章5節 2025年10月12日

 「80歳から第三の人生が始まる」、20数年前に聞いた聖路加病院の日野原重明先生の言葉が、今も耳に残っています。そして、実に楽しそうに第三の人生の話をされました。人生に余生はない!一生現役である!これこそ、クリスチャンライフそのものです。

しかし、そのクリスチャンライフに喜びがなかったら大問題です。救われた喜びがない、神は愛の神ではなく裁きの神になり、律法主義的な生活に陥るなど苦しい信仰生活になっているからです。

私たちはどのように救われたのでしょうか?誰を通して救いが与えられたのでしょうか?わたしたちの福音があなたがたに伝えられたのは、ただ言葉によらず、力と、聖霊と、強い確信とによったからです」 (Ⅰテサロニケ1:5) 私たちは、福音を信じ救われました。その福音は、使徒たちを通して与えられました。このことは、昔も今も変わりません。パウロは1コリント15章で最も大切な事実として、福音の3ポイントを語っています。

① 15:3 <キリストは、私たちの罪のために死なれたこと> ここでは聖霊による認罪の働きがある。罪とは、不信仰の罪のことです。

② 15:4 <キリストは、葬られたこと> 埋葬の事実は、キリストが肉体的に完全に死んだことを示しています。

③ 15:4<キリストは、3日目に復活したこと> 「イエスは、わたしたちの罪のために死に渡され、わたしたちが義とされるために復活させられたのです」ロマ4:25

福音はこの3ポイントです。  知識・同意・信頼は、救いに至る信仰です。公の場の告白、罪の告白、洗礼、善行、礼拝出席などは、本人の行いによるもので、救いの条件ではありません。これらの事はすべて救われた後のことです。

救いは、信仰と恵みのみ! クリスチャンライフは、神からのプレゼントです。「いのちは長さより質である」日野原先生の言葉です。喜びにあふれたクリスチャンライフを送りましょう。 感謝! 

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