「聖書的リーダーシップ」森 史子牧師
ネヘミヤ記7章72b節~8章12節 2026年2月8日
聖書の中でリーダーと言うと、先ずアブラハム、モーセ、ヨシュアが浮かびます。しかし今朝は、イスラエルのバビロン捕囚期以降に活躍した「ネヘミヤ」のリーダーシップを分かち合います。彼については「ネヘミヤ記」が唯一の情報源です。
ネヘミヤはペルシャ生まれ。BC5世紀アルタシャス1世の献酌官(高官)で知識に富み崇高で優秀な人物でした。ある日、彼はエルサレムの荒廃した様子と帰還民の悲惨な状態を知らされ、心を痛めた。王に帰国の許しを請う機会を待ち、ついに王の許可を得ます。帰国後、様々な妨害を受けながらも、ユダヤ人達を励まして、わずか52日間という驚異的スピードで、城壁を再建します。そして城壁完成後、祭司エズラと共同で律法の朗読を通してユダヤ人達の霊的覚醒を促します。レビ人により律法の書が解き明かされ、人々は理解ができた。聖書を学ぶことで霊的覚醒(目覚め)が起こる証です。イスラエルの民は、神に逆らいバビロン捕囚となった歴史を思い起こし、泣いていたのでしょう。
ネヘミヤは「今日は主にささげられた聖なる日。泣かないで、良い肉を食べ、甘い飲み物を飲み、何も持っていない人には、分け与えてあげなさい。」と言っています。聖書的リーダーであるネヘミヤらしい言葉です。ネヘミヤは、総督としての手当も受けず、却って自費で多くの人の援助をしていました。彼は神を恐れる者であり、民衆の手本でした。
「主を喜び祝うことこそ、あなたたちの力の源である」(8:10)
後に、この日(第七の月の一日)は、聖なる集会の日(レビ記23:24)、イスラエルでは一年の始まりの日(元旦)とされました。第七の月は、再出発を記念する月でもあります。
ネヘミヤは、素晴らしいリーダーです。城壁の再建事業を通して、イスラエルの民を神との和解に導きました。城壁の修復は大きなことでしたが、ネヘミヤの素晴らしさは、完成後にユダヤ人を集めて神に感謝の礼拝を捧げている事です。そのことで霊的覚醒が起こり主を喜ぶことができるようになったのです。聖書を読むだけでなく、学ぶ必要を教えられます。 主に栄光を帰して。