「祈りの力」 森 史子牧師
詩編33編1-3節 / ヤコブの手紙5章13-16節 2026年1月25日
この手紙の筆者ヤコブは、主イエスの兄弟でありエルサレムの教会の指導者でした。各地に離散しているユダヤ人クリスチャンに向けて、書かれています。
5:13「あなたがたの中で苦しんでいる人は、祈りなさい。喜んでいる人は、賛美の歌を歌いなさい。」ヤコブは試練や困難に苦しんでいる人に対し、自分の力で解決しようとするのではなく、また人に委ねるのでもなく、神に祈ることを教えています。神に苦しみのすべてを訴えて良いのです。神を信頼して祈る時、神の前に重荷を下ろすことができます。また、成功や称賛を得て喜んでいる人は、自分の力や運の良さを誇るのではなく、偶然でもなく、神の恵みによることを教え、神に栄光を帰する祈り=賛美を捧げるように言っています。ヤコブは苦しみ・喜び・病、あらゆる場合に神に祈ることを教えています。病の癒しが起きなくても魂が癒され、慰め力づけられることもあります。
ヤコブは5:14で病気の人に対して「教会の長老を招いて」祈ってもらうように勧めています。15・16では「主に癒していただくために、罪を告白し合い、互いのために祈りなさい。」と教えています。病は罪が原因と言われている時代は、病の癒しを願う祈りは罪の赦しを願う祈りに通じます。互いに祈り合う必要を教え、病気の人の祈りは教会の祈りの課題であることも示しています。それが、教会の交わりの姿です。
「正しい人の祈りは、大きな力があり、効果をもたらします。」正しい人とは誰のことでしょう!正しい人は、誰もいません。ロマ3:10パウロの言葉です「正しい人はいない。一人もいない。」キリストが自分の罪のために死なれ、罪の代価を支払ってくれたことで義と認められた人のことです。正しい人とは、救い主イエス・キリストの名によって祈っている全ての人です。ですから私達の祈りには、大きな力があるのです。
ヤコブは、5:17・18にエリヤの奇跡を起こす祈りについて記しています。そして、主イエスの贖いの信仰を与えられた者の祈りは、エリヤの祈りのように大きな力があると教えています。あなたの祈り、教会の祈りには、大きな力があるのです。