「信じる者は命を得る」 森 史子牧師
民数記21章8~9節/ ヨハネによる福音書3章7~15節 2025年11月9日
「あなたがたは新たに生まれねばならない」(ヨハネ3:7) 主イエスがニコデモに言われた言葉です。今朝は前回10/19のメッセージの続きです。ここでは、この言葉を理解し受け入れられないニコデモに対し、主イエスは更にニコデモの心に向き合い、真理に導いてくださっています。主イエスのニコデモへの深い愛を感じ、その愛が自分にも注がれ救いに導かれたことを再確認して感動と感謝が溢れます。
その内容は ・(3:11,12)「わたしの証しを受け入れない」「わたしの話を信じない」主イエスはご自分が神のもとで見てきたことを教えているのだから、心配せずに「信じなさい」と話した。
・(3:14)「そして、モーセが荒野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。」主イエスは、民数記21章4〜9節を導入された。出エジプトしたイスラエルの民は、モーセの指揮のもと神の導きに従って進んでいた。しかし、民は道中食物不足や貧しさに耐えかねてモーセを責め逆らった。神は彼らの中に燃える蛇を放ち、蛇に噛まれ多くの死者が出た。民は罪を告白し、蛇を取り除いてほしいとモーセに願い、モーセは民のために神に祈った。すると神はモーセに言われた。(21:8)「あなたは炎の蛇を造り、旗竿の先に掲げよ。蛇にかまれた者がそれを見上げれば、命を得る」モーセは青銅で蛇を造り旗竿に掲げ、蛇に噛まれた人がそれを仰ぐと命を得た(21:9)主イエスはこの箇所で、青銅の蛇と十字架に挙げられるご自分を重ね合わされています。
ヨハネ3:15「それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである」毒蛇にかまれて死ぬ運命の人が、神の言葉を信じ青銅の蛇を見上げて生きたのです。同様に、死すべき運命にある人も、十字架の主イエスを見上げたら生きるのです。
信じることは、命に生きること。その人生は、イエス・キリストにある「永遠の命」への喜びと希望に溢れた主と共に生きる人生です。 感謝します。